ACTIVITIES 1

研究室の活動報告

2024. 3. 24. 日変会東京大会

対面式・オンライン併用で実施された2023年度日本変形菌研究会東京大会にて大学院生M1の上辰俊広さんが「変形菌Arcyria cinerera の種概念についての検討とその培養について」と題する発表を行いました。また昨年無事に博士号を取得された卒業生の岩本詳明さんが「カボステリウム目原生粘菌の分類学的研究」と題する発表を行いました。また出川が「変形菌に類似した

菌類VII ミズタマカビとウタロミケス(ケカビ目)という発表をしました。大会は、文京区大塚の茗荷谷駅よりすぐ近くにある筑波大学東京キャンパスの教室で開催されました。ここはかつて東京教育大学があった場所で、当研究室の先輩方が活躍された場所です。10-17時まで、このほか、埼玉で学芸員としてスタートを切られた板垣ひよりさんや、岡山の高橋先生と高知大生の南さん、特別講演をお引き受けくださった細野春宏先生、研究会の屋台骨の松本淳さん、矢島由佳さん、川上新一さん合計10演題の発表があり、小学生、高校生から、大御所まで、またオンラインで全国からもご参加いただき、積極的な質疑応答が交わされ大変盛り上がりました。懇親会もコロナ空けて久々の熱気を帯びたものととなりました。ご協力くださりました研究会の皆様大変ありがとうございました。詳細は変形菌研究会誌に報告します。(D川記)

2023.12.16-17. 山岳科学学術集会

筑波キャンパスで第9回山岳科学学術集会が開催され、菅平菌学研究室の奥村颯さん(山岳科学学位プログラム 前期1年)がポスター発表の最優秀賞を受賞しました。

タイトルは「菅平高原における味噌玉を用いた味噌製法(玉味噌作り)の記録」です。奥村さんは、菅平高原およびその周辺で85歳以上の年配の方々にインタビューを行い、今は絶えてしまった味噌玉の作成工程を含む味噌の製法(玉味噌作り)について調査し、記録にまとめました。奥村さん、おめでとうございます! 来年の修士論文に向けて一層頑張ってください!(D川記)

(写真:大明神量で味噌玉を仕込む奥村君)

https://msc.tsukuba.ac.jp/news20231219/

2023. 6. 10. 日本土壌動物学会

2023年6月10日、11日と、菅平高原において第45回日本土壌動物学会が開催されました。開催準備にあたり事務局として、また初日最後のシンポジウムでのシンポジストとして生物修士1年の清原広海さんが大活躍してくれました!シンポジウムは「土壌動物と菌類の相互作用」と題して、横浜国立大学の中森泰三先生のご協力を得て企画いたしました。中森先生より土壌動物とキノコの相互作用、中森研の片岡万柚子さん、矢野倫子さんより土壌動物と変形菌の相互作用についての話題提供を頂きました。また、当研究室より、清原広海 土壌動物とカビー日本産ムカデ綱4目における糞生菌相の比較検討ー、出川洋介 土壌動物とカビー腸内外両生菌類の発見に至るまでーの二題を発表しました。プチホテルゾンタックを会場として、惜しくも2022年11月に亡くなられた青木淳一先生のご遺影もご参加いただき、計68名参加、受賞講演3題、一般講演19題、シンポジウム5題、ポスター発表21題のとても充実した楽しい会になりました。あいにくの天候となりましたが、二日目午後は、菅平高原実験所に移動して、トビムシ研究会、ミミズ談話会、多足類等有志の集いが熱く開催されました。清原さん、みなさま、大変お疲れ様でした!(D川記)(写真:シンポジウムで発表する清原さん)

2022. 8. 20-28.

オンラインで開催された日本菌学会第66回大会にて院生3人が発表賞を受賞しました。

2019. 10.1-4.

三重県津市三重県総合文化センターにおいて開催されたAsian Mycological Congress 2019(AMC2019)に参加しました。

 

2019. 6.21-23.

日本菌学会関東支部の第32回ワークショップ「グロムス亜門(アーバスキュラー菌根菌)の多様性(グロムス亜門の分類・生態と採集・分離・観察)が菅平高原実験所で開催されました。草原の土壌や海岸の砂からグロムスの胞子を単離、観察したり、アーバスキュラー菌根の観察など普段見ることのできないグロムスの世界を覗いた3日間でした。

2019. 5.24-26.

秋田県立大学において開催されました日本菌学会第63回大会に参加しました。

2019. 5.11.

筑波大学総合研究棟Aにおいて開催された大学院説明会にて、研究室の紹介をしました。説明会を機会に当研究室への進学をご検討いただければ幸いです。

2018. 7.16-21.

第11回国際菌類学会(IMC11)@プエルト・リコに参加しました。連日,朝から晩まで最新の菌類研究の動向に触れることができ,非常に濃厚な6日間でした!  プエルト・リコ料理のモフォンゴとアソパオも堪能しました。

2018. 6.22-24.

日本菌学会関東支部の第31回菌学ワークショップ「鞭毛菌類多様性」が菅平高原実験所で開催されました。ツボカビや卵菌類,サカゲツボカビ類,ラビリンツラ類の観察を行いました。微細構造から遊走子放出の瞬間まで様々な鞭毛菌類を満喫した3日間でした。

2018. 5.12

筑波大学総合研究棟Aにおいて開催された大学院説明にて,研究室の紹介をしました。当研究室への進学をご検討いただいている方にもお越しいただき,はるばる山から出てきた甲斐がありました。

2017.3.25

塩田の里交流館「とっこ館」にて,市民向けの公開イベントとして,地衣類観察会およびロウソクの地衣類染めを行いました.30名に上る方にご参加いただきました.観察を通じて,普段気づきもせずに通り過ぎていた生物に興味をもってくださり,皆でルーペで樹皮や岩にしがみついて観察を行い,とても楽しい1日でした.

2017.3.19

神奈川県立生命の星・地球博物館にて,友の会の皆さんに研究紹介を行いました。学会やゼミとはひと味違った発表会は,大変勉強になりました。またいつもと違う視点からの意見に,活発な議論も生まれ,とても盛り上がった1日でした。