ACTIVITIES 2

気軽な活動報告

2024.4.25

本日カビ畑に置いた豚骨を見に行ったら、ケカビがたくさん!適当に何か基質を置くだけでも多様な菌類が出てきて面白いですね。さらに放置するとどんな菌類が出てくるか楽しみです!

そして、帰り道、排水路を見たらホコリタケの仲間が…思わずぷにぷにしてみました。

(R太記)


2024.4.23

技術職員さんから菌研に謎のものをいただきました。これは何でしょう…???

 

正解は、松コブ病の若い段階で脱落した枝でした!

 

落下後そこそこ経過しているのでこぶの部分に地衣類が発生しているようです。夏胞子、冬胞子はミズナラ上で発生します。こぶおおきい…(R太記)


2024.4.18

虫だけばかりかと思いきや、味噌につく菌類を研究している奥村君、これは味噌玉といって信越や東北に伝わる伝統的な発酵食品だそうです!もしかしたらおいしい味噌汁が毎日飲めるかも!?

 

 

(R太記)

 


2024.4.17

好雪性変形菌がこんなにたっくさん!きれいですねー!変形菌ハンター上辰君さすがです!

さらに…さっき外でアリガタハネカクシを捕まえて実体顕で見てみたら…なんとラブルベニアが!小さいっ!(Laboulbenia cristataですかね?)ほかにも、ムカデ大好きK原さん、上田市の千曲川沿いでさっそくアオズムカデを捕獲してました!かわいいムカデちゃん!どんな糞生菌が出てきましたか?

実験所内の雪も解けてきて、いろいろな虫たちが顔を出してきました。上田市の桜も満開のようですね。(菅平はまだです…)菌研は虫に関連した菌類をテーマにしている人が多いので、暖かくなってフィールドワークがどんどん増えてきます。楽しみですね!李君も早くカマドウマが欲しくてうずうずしています。虫たちよ、早く出てこい!

 

虫と関係ない菌類も研究対象ですので、興味ある学生さんお待ちしてます!

 

(R太記)


2024.4.11

今年度第1回のゼミを開催しました。今日は計画発表でした。みなさんとてもいい発表でした。いい結果が出るのが楽しみです!

 

(R太記)


2024.4.10

本日、メンバーの上辰君が実験所のフィールドから好雪性変形菌を見つけてくれました!

とってもきれいな子実体に菌研メンバーもみんな写真に夢中です。

 (R太記)


2024.4.1 

昨晩つくばキャンパスから菅平に引っ越し、今日、入寮し、本格的菅平生活をスタートした院生のR太君、絶好調です。次々引き当てます!皆が上り下りする正面玄関の階段右側の石垣の付け根に、茶色い茶碗が犇めいているのに気づいてくれました。来週、4月9日火曜日より菅平菌類相調査を開始します。興味のある方は、お問い合わせの上ご参加ください。第一回の9日の調査で、このチャワンタケ属の一種も採集、検鏡、分離培養、標本作成をしたいと思います。ちなみに、R太君、ゴミムシの頭にラブルべニア、付いてましたか?

 

という感じで、Activities2には気ままに、日頃の活動記録を書いていきます、今日は書きすぎた気もしますが。学生の皆さんも菌以外でも気軽にアップしてください。

(D川記)


2024.4.1 

院生のR太君が、とんでもないものを見つけました。悪用厳禁。菌が関与してないものか。舘野さんの絵本を眺めつつ、みな感嘆しておりました。(D川記)


2024.4.1 

融けた雪の下から現れる菌糸。これの正体は何だろうと、学生の頃から、T増先生も首をひねっておられました。融雪菌の一員として解明したいやつです。H野先生が好きそうなやつらか。(D川記)


2024.4.1 

オカダンゴムシとワラジムシをめでる学生たち。僕が院生の1995年頃には菅平高原ではオカダンゴムシは見つかりませんでした。これらの死骸には面白い接合菌が出ます。(D川記)


2024.4.1 

ぽかぽか日差しのもと、傘と柄のあるちゃんとしたキノコが!掘り出してはいませんが、松ぼっくりに繋がっているのかも。樹木園の草原側の縁あたりなので、付近にはアカマツしかありません。今月末、実験所で松ぼっくりに生える菌類調査があります。興味のある方はご参加ください。

(4月26日(金)~28日(日)松毬生菌類・融雪生菌類調査会 興味のある方は出川までメールでお問い合わせください。)(D川記)


2024.4.1 

例年、好雪生粘菌が出る樹木園の縁の地表を舐めるようにして、今日、皆で歩いたのですが、粘菌のかわりにノウサギの糞が結構得られました。菅平の兎の糞はあまり面白い菌が出ないと思い込んでいたのですが、今日の糞は良い糞の気配がします(糞食行動とかを踏まえて、菌的に良いか悪いかはタイプの違う糞なのかもしれない)。実は、昨年末に、生物寺子屋の学生たちとつくばキャンパスを歩いていた際に、一の矢学生宿舎の北側の広大な草原のあたりでノウサギの糞を皆が見つけてくれて、現場では少々ケカビが出ている程度だったのですが、持ち帰って培養したところ、ヒゲカビが出てきてくれました。ところが、そのヒゲカビが、一般に見つかるPhycomyces nitensではなく、胞子がその種のほぼ半分以下のサイズのP. blakesleeanusという種のようだったので大変驚きました。日本からの正式な記録はほとんどがP. nitensで、後者は、惜しくも昨年亡くなられた松島崇博士が奈良公園の鹿の糞から一回のみ分離された記録のみに留まります(この記録に触発され、過去に、2回ほど、シカの糞を大量に頂きに、奈良公園にサンプリングに行きましたが、残念ながらヒゲカビには遭遇していません。松島博士に奈良公園のどこで拾ったどんな鹿の糞だったのか詳しく根掘り葉掘りお聞きしておくべきでした!)。年末の関東支部の懇親会で(糞の話で盛り上がることを許していただける(実は不快な方がいたらすみません)懇親会というのも寛容で素晴らしいものですが)、日大のM倉先生にこのお話をしたところ、ああ、草食動物には、P. blakesleeanusが出るんですかとのお言葉をいただきました。まったく気づいてませんでしたが、、、そうなのかも。今までP. nitensを得たのは、タヌキ、アライグマ、ハクビシン、イノシシ、イヌ、ネコ、、、など、雑食動物の糞でした。ということで、皆さん、もし、草食動物の糞からヒゲカビが出てきたら、ご連絡いただけませんか?今日のウサギ糞もめげずに湿室培養します。糞生菌は当たりはずれが大きいので、毎回、出会った糞を馬鹿にせず、どの糞にも敬意を払って接し、丹念にしつこく追い続けていくことこそが、いつの日か素晴らしい糞生菌に遭遇できる一番の近道なのです!とはいえ、多くの人の目で観察したほうがいろいろなものが見つかるはずですね。T野さま、ごめんなさい、ぜひ、糞生菌図鑑を作りましょう!(D川記)


2024.4.1 

とはいえ、ほんの1時間ほど、春の日差しのもと、フィールドでいろいろ面白いものが観察できました。ミズキの若い枝上のカイガラムシ。今年は、構内のカイガラムシ寄生・共生?菌について、生活史を追及したいものです。共生といわれているSeptobasidium、寄生といわれているMyriangiumともにおそらく複数種が構内に生息していますが、継続観察をして、いつ感染するのか、共生の場合、本当にカイガラムシ側にもメリットがあるのか、等々の謎を解明したいものです。とはいえ、これらの菌‐虫相互作用を解明するにはまずはカイガラムシの理解が必要です。生活史も複雑で、とてつもなく虫離れした変な形になっていたり、カイガラムシの基本を理解しないことにはさっぱりわかりません。先日、学会理事会の帰路ご一緒したN大のM橋先生は、なんと、カイガラムシの大御所河合省三先生に大変お世話になったそうで、いろいろ逸話を伺いました。豪快な先生だったそうです。ちょうどカイガラムシ図鑑の解説を紐解いているところだったのですが、惜しくも近年、お亡くなりになられたとのことでショックです。どなたか、カイガラムシにも菌にも興味がある、というかどちらも嫌じゃないという人、相互作用の研究をしませんか?古くから知られる前述の2大属以外にも、非常に面白い多様な相互作用があります。原始的なハカマカイガラムシは菌糸から吸汁しているようで、それ自体の生態の解明も面白いのですが、そのハカマカイガラムシ類とおぼわしきものに寄生する冬虫夏草のアナモルフのような菌に10数年前の環境省の小笠原RDB調査のときに父島で数度遭遇しました。カイガラムシ寄生下等菌の謎もあります。誰かやりませんか?のびのびと、面白い研究を開拓できると思いますよ!!おすすめ物件(D川記)


2024.4.1 

新年度、研究室の集合写真を撮ったのち、皆で好雪生粘菌を探しましたが、どう頑張っても見つかりません。昨年の初記録は、U辰君によると、3月6日だったとのこと、一ヵ月遅れになりそうです。まだ出てなさそうというのはエイプリルフールのウソではなく、ほんとです。たぶん、探した限り。。。(D川記)


2024.3.29 

未だ雪深い樹木園、とはいえ、順調に雪解けが進んでいるのですが、今年はまだ好雪生粘菌もChionasterも見つかりません。来週、9日の菌類相調査の頃にはいろいろ出てきてくれるものと期待しています。(D川記)


2024.3.5 食う食われる

下に紹介したトリモチカビ門トリモチカビ目トリモチカビ科のStylopageはアメーバを捕食しているわけですが、この写真はそのアメーバがケカビ門クサレケカビ亜門クサレケカビ目クサレケカビ科クサレケカビ属のMortierella exiguaの胞子を摂食している様子です。連続観察していると、明らかに意志??をもって、この菌の胞子をぐんぐんファゴサイトーシスで食べているように見えます。アメーバは何でもかんでも飲み込むんじゃなくて、選り好みをしているのでしょうかね?周辺にある多種多様な他の菌の胞子や酵母やバクテリアなどに対して、特定の嗜好性があるのかないのか、資化できるのかできないのか、興味深いです。このアメーバがどういう群のものかは、アメーバをこよなく愛するI本君に伺わなくてはなりませんが、中には、菌糸に穴を開けて原形質をチュルチュル吸うやつもいるそうです。とはいえ、好むと好まざるとに関わらず、こういうものを飲み込んでると、余計なものも一緒に飲み込んでしまわないでしょうか。危険です。かわいそうに、その中に、トリモチカビ目のお隣の科、ゼンマイカビ科の胞子が紛れ込んでいると、お腹というか細胞の中で、それが発芽してぐんぐん栄養を吸収してしまい、調子悪いなあと思ってるうちに、細胞の中にぐるぐる巻いたゼンマイのようなへんてこな物体が大きく育ってきて、いきなり、そこから、細い菌糸が細胞膜を突き破って伸びあがって胞子を作るわけですから、アメーバに感情移入するとたまったものではありません。こういうアメーバにとっての毒饅頭というかトロイの木馬のようなたちの悪いやつは結構たくさんいるようで、特に、微胞子虫と菌の中間のあたりにはたくさんいるそうで(S戸君談)、その中でもNuclerophagaという、その名も”核食い”という意味の属のやつは、細胞内で発芽すると、核だけを食べてしまうという話です。というか、その事実に気づけるためには、相当健康で健全な元気いっぱいのアメーバの姿がまず大前提としてしっかりわかっていなくてはならず、このアメーバなんかおかしいぞ?!と気付ける感性が養われるのにどれほどの観察眼の鍛錬が必要で、かつ、そのなんかおかしいぞという実態が、別生物が混入して核が食い漁られている姿なのだというアイデアの着想に至り、それを実証できるところまでたどり着ける実力がどう涵養されたのかと考えると気が遠くなります。ちなみに、同じようにトロイの木馬を大型のアメーバを作る変形菌の変形体が飲み込むと大変なことになるのでは?!、という素晴らしい新発見を追及されてきた室蘭のY島先生が、感染様式はどうも飲み込まれではないことに気づかれ、一連の成果を昨夏のエストニアでのICSEMで発表して世界の変形菌研究者たちを震撼させ(なんと、感染を受けた変な子実体を新規分類群として記載していたひともいたらしい!)、ベストプレゼン賞を受賞された、その辺のことについて、5月の八戸での菌学会でご発表予定ですので乞うご期待です。アメーバをめぐる食う食われるの世界は新発見の宝庫かもしれません。その奥の方に分け入っていくと、アメリカの菌学者C.Drechslerのように学会も世の中も隣人も何もかもなくても構わないような悟りの境地に達して戻って来れなくなってしまいそうでちょっと恐ろしいです。亡くなられたKorf先生から、Drechslerは一度として学会に姿を現したことが無く、実在するのかすら疑う人がいたと冗談交じりで伺いました。1930年代ぐらいから、アメーバや線虫、ワムシといった原生生物、微小動物寄生菌の新属新種を立て続けに機関銃のように記載発表し、記載文がなくとも、その種の特徴が浮き上がってくるような写真よりもよほどわかりやすい(観察できた変異をすべて図示しないと気が済まない潔癖症的な)完璧で美しいスケッチを数多く残され、伝説的菌学者の5本の指に入る一人と思います。論文を書くことには情熱を注いだものの、彼にとっては学会も名誉もどうでもよかったのでしょうかね。あとから送られてきた別刷りにも、一切手を触れず、梱包を解きもしないで放置されていたらしく、没後かなりの時間がたってから、遺族が手放したのか?それらの別刷り集がセットで確かアメリカの古本屋から販売されていると10年前ぐらいにM屋君から情報を得て即効で購入しました。(D川記)


2024.2.28 Stylopage?

3月5日のやつとおそらく同一のトリモチカビ目Stylopage属の菌糸体がアメーバを捕まえているところ。長焦点レンズ下や実体顕透過光下で見たときに、「アメーバが菌糸上に一列に並んでいるように見えるんです。」とよく、T増先生が授業やお茶の時間におっしゃっていたのですが、なかなかピンとこなかったのですが、実物に遭遇するとまさにその表現がぴったりです。しつこく観察し続けると、このアメーバたちは移動できない=捕食されていることが分かります。S川先生のおそらく最後のお弟子さんは台湾のY何さんです。サンプリングから先生とご一緒されて、どういうところでどういうサンプルをとってきてどう培養すると出てくるという微妙なニュアンスが見事に伝授され、Y何さんは複数の新種も発見されました!が、残念ながら、研究の道は断念されました。光顕観察だけなら家庭で日曜菌類学の研究対象にもなるかもしれないので顕微鏡を寄贈しますかね。(D川記)


2024.3.5 Stylopage?

都内某所からのサンプルを貧栄養培地に撒いて長期間培養中です。S研のSさんから、トリモチカビ門のZoopagalesのアメーバ寄生菌を見つける奥義を教わるべく、培地をセットして、それらしきものも出始めてきいました。Families of Fungiには、Kirk氏がとりわけ研究が遅れていると紹介したZoopagaceaeですが、日本では、S川先生、M浦先生、M川さん、S藤さん、、、、台湾でもC源先生、H何さんなど、日本・台湾はDrechsler以後、最も研究が進展してきたZoopagales研究の一大拠点だと思いますが、誰か、この分類群をやろうという篤志家は現れないものでしょうか。S川先生の技術を受け継いでTEMで微細構造を解明していけば世界の第一人者になれます。写真は培地上に置いたナガワラジムシの糞の側面より立ち上がったStylopageぽい菌の胞子柄です。一件すると、Arthrobotrysとか、Dactylariaとかに見える気もしますが、胞子の基部の様子などが下等菌ぽく、分離しても発芽してくれません・・・・変形菌の胞子発芽をさせた粘菌アメーバを入れたら発芽するかもしれず、粘菌アメーバを食べてくれれば安定した二員培養が確立できるかもしれません!!Drechslerの描画から推察するにヘテロタリックと強く推定されるものもあり、単胞子分離二員(もしくはバクテリアとの三員培養)株を複数確立して、対峙培養をしてヘテロタリズムが確証できたら面白く、それを類縁種でも確立して相互交配をすればBSCの検討も夢ではないかも。(D川記)


2024. 3. 14. 雪の調査

U先生が調査に来訪され、研究室総出で、雪堀りをしました!かなり雪解けが進んでいたのですが前々日に記録的なほどの大雪が降って一気に季節が逆戻りしてしまったような感じです。幸い、作業の日は好天に恵まれましたが、雪の重みを実感できました(笑)。雪解けが待ち遠しいです。U先生、みなさま大変、お疲れ様でした!(D川記)      


2024. 3. 8. おめでとう!

研究室の送別会をしました!めでたく博士号を取得された吉橋佑馬さんと、めでたく修士号を取得された須川元さんに、食べたいものなんでもよいからとリクエストを聞いた結果、千曲川の川魚!となりました。たしかにとても上田らしい御馳走ですね。お二人ともお疲れ様でした!4月からの新生活でも、元気に、菌類の無尽無窮の小宇宙を多いに楽しんでください!(D川記)      


2024. 3. 8. 

今年菅平を発つ2人のために、蟲研の藤田先生がケーキや果物をご用意くださり、実験所の皆さんが集まってお祝いをして下さりました!二人はしあわせものです!皆さんありがとうございました(D川記)      


2024. 2. 22. 菌類展示

ナチュラリスト菌類班の皆さんが、サントミューゼでの行事に合わせて菌類展示をして下さりました!ありがとうございます。ほかにも、写真展や味噌玉展示も!(D川記)      


2024. 2. 22. 山岳微生物学

R君がつくったレンズマメの豆麹。予想外によいできなのでびっくりです。大豆よりずっとA.sojaeがご機嫌で乗りやすいような感じですが、さて味は?豆鼓か醤油糀にしてみましょう。(D川記)      


2024. 2. 22. 山岳微生物学

毎年お世話になっている山辺糀店さん。今年もありがとうございました。今年はH矢先輩が準備された上野の科博の和食展で山辺さんの糀やお味噌が活躍されました!(D川記)      


2024. 2. 21. 山岳微生物学

毎年お世話になっている須坂市の塩屋醸造さん、今年もありがとうございました。OBで味噌職人の奥西さんには、2月16日のまちなかキャンパスうえだ市民講座「大豆を用いた発酵食品の多様性」でもご登壇頂き、味噌玉についてレクチャーをしていただきました。ありがとうございます!(D川記)      


2024. 2. 21. 山岳微生物学

毎年恒例の味噌仕込み!今年はちょっと大豆の煮え方が硬かったかも。このあと、O君のミンサー登場で何とか豆をつぶすことができました!(D川記)      


2024. 2. 2. 書籍

N藤先生より貴重な蔵書をご寄贈頂きました。ありがとうございます。有効活用させて頂きます。(D川記)      


2024. 1. 27. @ひようら

慶応大学日吉キャンパスで日本菌学会関東支部のシンポジウムがありました。ジョンジョンという謎のどす黒いキノコについてのたいへん面白い話題が!カリブ海やメキシコ、中南米のあたりにはhuitlacoche(黒穂菌)とか、月の糞caca de luna(変形菌ススホコリ)とか、なにか、こういったドス黒い菌類好き文化圏があるのでしょうかね?文化菌類学は実に面白いですね!二次会?で日吉駅裏で飲んだくれた主に二核菌研究者たちと一部の下等菌研究者。長らく対面での懇親会がはばかられていましたのでこういう盛り上がりは久しぶりでした。このエリアのことをひようらということを、その主?顔?のようなW田君から教わりました。W田君は、この後さらに三次会?へと夜陰に紛れていきました、恐るべし。K谷先生は最後まで寝落ちせずに気を確かにお持ちでした!弟子のW田君によるとこれは大変稀有なことだそうです!スライド会では僕も地下壕のヒゲカビについて簡単なご報告をしました。(D川記)      


2023. 12.10. 海浜菌類

寒風吹きすさぶ冬の海岸で不思議なキノコを探索しました!生物寺子屋の一環として、巻き込まれた?巻き込んだ?皆様、大変お疲れ様でした。念願のスナヤマチャワンタケ、コナガエノアカカゴタケ、海岸のウサギ糞のSporormiellaや、Neolecta等々、厳冬期とは思えない多様な菌に遭遇して大変楽しかったです。(D川記)